ホメオパシー利用者が病院にいくわけ

ホメオパシー利用者が医療機関で診断を受けている…と聞くと奇異な印象を受けませんか?
彼女、彼達が病院をどう利用しているのかをご紹介しましょかね。

天然ホメオパシーっ子と子供時代から薬漬けの大人の自然治癒力の違いを実感したケース

こんにちは。いつもお世話になります。
1/22(水)に息子がインフルエンザA型を発症し39.6℃まで発熱しました。38.5℃以上の発熱から12時間以上経過後にインフルエンザの検査が出来るため、タイミングを見て受診しました
小児科医が喉を診て「腫れてないけどねぇ…、まぁ検査しましょうか」と首をひねりながら検査をし(約10分後に結果が分かるのですが)、診察室を出た30秒後に看護師が飛んで来て「A型陽性反応が出ました!お子さんを車で待機させて下さい」と血相を変えていたのが面白かったです

なーんだ、普通に病院行くんじゃん……違います、検査だけが目的です。
そして病気はありがたい!ので他の通院者に遷すかもしれなくても気にならないご様子。
それどころか血相を変えていたのが面白かったそうです。

かかりつけホメオパスのアドバイスですぐ水ポーテンシー*1(Ars.*2, Bell.*3, Gels.*4, )+MT)Calen.*5と、オリジナルインフルエンザコンビネーションレメディーでの対応となり5日で治癒しました。今は「元気、げんき〜!」と言いながら家中を跳び跳ねています。

ま、5日経過してますからホメオパシーは関係なく自然経過ですね。

本人曰く「僕の最高記録(昨年ノロウイルス感染時の40.2℃)には届かなかったね」と残念そうでしたが、これだけの熱を一気に上げるバイタルフォースの強さがホメオパスをして「さすが○○くんですね」と言わしめる所以かもしれません。

ノロの時も検査を受けに病院に行ったのでしょうか?迷惑ですね。

1/28には私が38.9℃の熱で発症し同じA型の診断を受けましたが、検査反応はうっすらと色が出る程度でした。
潜伏期間が6日と長かった事と帰宅後すぐ38.1℃に下がってしまった事を考えると、バイタルフォースの弱さを認めざるを得ません。
主治医からは「陽性反応が出て良かったですね、ゆっくり休んで下さい。ウイルスに効く薬はありませんが、38℃を越えるとウイルスは死滅しますから抗生物質やPL散剤等は出しません。身体にとって戦いは必要ですよ」とのアドバイスを頂き、「心身の免疫をつける為にかかっているんだな」と改めて思いました。
私の勤務先は医療系ですので、感染症罹患者は職場ではバイ菌扱いです(笑)
「職員は感染症にかかってもいいが、利用者様にはうつすな」という看護師の発言には疑問を感じます。縦社会の日本には意味のないルールが存在しますが、その典型と言えるでしょう。

また医療関係にお勤めだそうです、(笑)いごっちゃないと思いますが
…個人的にはこういう職員さんが居る病院にはあんまり行きたくないです。
(細かいことですが縦社会というのは例としては適していませんね。)

ただ、普段は厳しい管理者もこの時ばかりは「しばらくかかるでしょうから、ゆっくり休んで下さい」と寛容で感謝しました。(彼らは院内感染を一番怖れていますから)

恐れちゃいけないんでしょうかね?病院に病気を治しに行って違う病気を貰って帰りたい人はそうそういないと思いますが。

一応社会通念に合わせてマスクも着用しますが効果を考えるとあまり意味がなく、日本名物のマスク集団は滑稽ですらあります。

飛沫感染には気を付けた方が良いと思います。

私はホメオパシーに出会ってまだ8年あまりですが、今では相性の良いベテラン小児科医師(60代)とご縁が出来、ドクターとの付き合い方も上手になりました。医師として信頼し必要な検査は承諾し説明を受けたり疾病への情報収集はしますが、問答無用に点滴を行ったり採血を行う事は断ります。
本来、保護者への説明と同意なしに医療行為を行う事は出来ないのですが、実際はべルトコンベアー式に治療が始まってしまう事が
多々あるように思われます。小児科医療は特にハイリスクな分野なのですから、インフォームド・コンセントはきっちり行って頂きたいものです。

余談ですが、以前自宅近くあった小児科の院長は役職の高い方でしたが、乳児定期検診時に母子手帳の予防接種欄を見た途端に私の同意もなく看護師に息子を預からせ、説教を始め最後にはキレていました。

隣の処置室では大人が数人ががりで幼児をベッドに押さえつけ、点滴を流されながら泣き叫ぶ子供の声が響いていました。
対象者が幼児であるならなおさら、分りやすい言葉で説明し上手に経口補水を行えば良いものを、力ずくで治療しようとする考え方には感心出来ませんし異様な光景です。救急救命室で瀕死の状態ならまだしも、「本当に必要な処置なのか?」と思わずにはいられませんでした。

因みにその医院は1ヶ月後に院長が急死し、閉院となりました。

現代ママ達の安易な病院依存が減って良かったと思います

閉院(急死)して良かったと言い放たれている医師の方は熱心な方だったのでしょうね、合掌。

<管理人コメント>
インフルエンザを自らの力で一度治しきった時にできる免疫力の成長は素晴らしいもので異なるタイプのインフルエンザに対しても抵抗力が備わるように感じられます。息子様と共にインフルエンザにかかることで行われる排出やこうした心身共に起こる成長を得られたことでまた自己治癒力のすばらしさへの信頼感も育まれたことでしょう。ホメオパシーのレメディーを使うとこうしたプロセスもスムーズに行われるものです。
お知り合いの小児科の先生も、インフルエンザという病気の特徴を熟知され、むやみに解熱するのではなく、ウイルスに対抗するための熱の大切さを説かれるなど素晴らしいと思いました。
ご投稿内容からご自身の経験からの医療現場での実際の課題も垣間見えますがこうした現代医療とホメオパシーとの得意分野をそれぞれが補いあえる環境が広がっていくと素晴らしいですね。貴重な体験談をありがとうございました。

何故検査だけを受けるかと言えば病名が知りたい、そして病名に合わせたレメディーを出して貰うわけです。
ホメオパシーと現代医療が補い合う環境ってこういうことらしいです。

*1:レメディーを水に溶かして摂る投与法

*2:アーセニカム 三酸化砒素

*3:ベラドーナ セイヨウハシリドコロ

*4:ジェルセミューム イエロージャスミン

*5:カレンデュラ キンセンカ

アナフィラキシーとホメオパシー

ムカデによるアナフィラキシー・ショックがLed.により改善したケース

こんにちは。先日2:00頃にムカデに噛まれ、アナフィラキシー・ショック(呼吸困難、全身性蕁麻疹など)を起こしたので手元にあったLed.*1 200Cを摂るとすぐに呼吸困難が消失し、全身の掻痒感が軽減され眠くなりました。蕁麻疹は6:00起床時には全て消失しており、通常通り出勤できました。
レメディーを摂るまでは患部及び近位リンパ節の痛みと全身に広がった蕁麻疹・掻痒感により、気が狂いそうでした。また胸部を圧迫される様な呼吸苦により、非常な身体的・精神的ストレスも加わり救急搬送を希望しようかと思う程の苦痛でした。しかし搬送後の総合病院での対処を考えると、まずレメディーで対処した事が正解だったと思います。また、以前にホメオパスから抗生物質の点滴後に全身の掻痒感が出現した子供のケースについて聞いた事を思い出した事も、その一因です。翌日、ホメオパスにLach. Apis. を指示して頂き、治癒しました。 
改めて自己治癒力の素晴らしさと自分を信じる事の大切さに気付かされる出来事を与えて頂き、感謝しています。

因みに私は病院勤務のケアマネージャーですが、業務で難病(筋委縮性側索硬化症、HAM、シャイ・ドレーガー症候群、多発性硬化症、慢性関節リウマチ、パーキンソン病アルツハイマー認知症、多系統委縮症、オリーブ橋・小脳変性症等)および末期がん等の特定疾病および特定疾患等の患者様や利用者様に接するにつけて、申し訳ありませんが「無知は罪だ」と思わずにはいられません。また難病医療研修等に参加し医師の講義を聞く程に現代医学の限界を感じ、治療費・研究費に使われる公費の莫大さに驚きます。
そして何より根本的治癒に結び付かない対症療法や、それを続けながら時(または治療法・新薬など)を待つ本人・ご家族の心境を思うと、残念ながらミゼラブルだと言わざるをえません。
本来なら天寿を全うできるはずの命を生かす為の方法がある事に、多くの患者さん方が一日も早く気づいて欲しいと切に願っています。
病院にいると、医学の発達により昔なら助からなかった子供達が、胃婁や人工呼吸器、喀痰吸引器、意志伝達装置等を使いながら生き永らえている姿をも見ます。彼らの光の宿らない瞳を見ていると、「本当にこれで良かったのだろうか」と思わずにはいられません。しかしその一方で、今は抗がん剤等の現代医学・治療の真実を語って下さる医師も多くなりました。
私が先日参加した介護支援専門員協議会では、京都在住の91歳の在宅医師が講師でした。早川一光氏医師曰く、「医療が介入しないのが最も良いお産であり、終末期です。人の出産に立ち会っただけで『自分が産ませてやったんだ』と言う医師の元からは去ったほうが良いです。『私ではなく、あなたとあなたの赤ちゃん自身の力で生まれて来たのです』と言える医師にめぐりあえる事が大切です。また、医師は穏やかな納得のいく死の手助けはできても、死そのものを止める事はできません。生死は私達医師の手の内にはないのです」と仰る姿が印象的でした。
このような価値観に至る事が出来たのも、息子を妊娠・出産できたこと、そしてそれを機にインチャ癒しの大切さやホメオパシーの存在を教えて下さった助産師さん方、心理カウンセラーのS先生、かかりつけクリニック(緩和ケア科・婦人科・東洋医学科)のMSWといった、ホメオパシーに理解のある方々のおかげです。
現代社会の中で苦しみ生きにくさを抱える方々の希望として、ホメオパシーがあることを願ってやみません。

<管理人コメント>
素晴らしい体験談のご投稿ありがとうございました。アナフィラキシーショックに至る経過からLed.の急性症状への素晴らしい効果が鮮明に描写されていて、今後のホメオパシー救急対処に心強い情報となると思います。医療従事者としての視点から現代の医療の問題点とホメオパシーが担うであろう役割、人々が自分自身に宿る生命力、自然治癒力そしてお産力に信頼を取り戻して、本来の生を全うしていくための手助けを示唆していただいたように思います。多くの方に読んで頂きたい体験談です。ありがとうございました。

ご自分に使われた体験談なのはまだしも良かったかな…と思いつつ読んでると
この方は病院勤務のケアマネージャーの方らしい。
助産師さん経由ホメオパシー行き、ですかさいですか。
一時はホメオパシーの普及に組織で邁進した日本助産師会の行為は取り返しが付かないのかもしれませんな。

生き永らえている…ですか。
どんな高さ(物理的なじゃなくてね)から患者さんを見てるんだろうなぁ。
自分が気づくことぐらい他の人も気づいてる、とは思わないのかな。
その上で殆どの医療従事者は粛々と実務に取り組んでるとは思わないのかな。
思わないんだろうな…不思議。

私は医療が介入しようがどうしようが母子無事、苦痛の少ない終末期なのが最も良いと思うケド。
(医師以外を対象に極論で同業者の足をあさっての方向に引っ張るのが好きな人って少なくない)

今後のホメオパシー救急対処に心強い情報なんかじゃないですよー。
アナフィラキシーショックにレメディーなんて気休めにもなりません。
死んじゃうかもしれませんから絶対に止めましょう。

申し訳ありませんが「無知は罪だ」と思わずにはいられません

天に向かって唾を吐けば、落ちてくる先が自分の顔なのは言うまでもないですね。

*1:Ledum(野生ローズマリー、イソツツジ

てんかんとホメオパシーとクロスのペン

由井寅子氏が学長を務めるカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)のスタッフブログ『ほめ日記』にこんな事が書いてあった。

2013年10月27日 (日) インドスクーリングで起こったハプニングの後日談

「とらこ先生が、インドのホテルのロビーでホテルの従業員の方が、てんかん発作で倒れられた時に、レメディーで緊急対応された記事をみて、子どものてんかん発作に使用したら、発作がすぐに落ちついて大変助かりました。」という報告の電話がありました。
CHhomホームページは、アンケートやリンクの体験談なども含めて、ホメオパシーのレメディーの様々な使われ方や、うまくいった例などが掲載されていますので丹念に読んで行くだけでもいろいろ勉強できますね。

子どものてんかん発作に使用したら、発作がすぐに落ちついて大変助かりました。」という報告の電話

………信じたがたい。
この書きぶりからするに、てんかんの子どもにレメディーを服用させることを窘める気はなさそう。
それどころか成功例と考えているように思われますな。

ちなみにインドでの出来事はこんなこと。

2013年10月23日 (水) CHhomインドスクーリングで起こったハプニング 救急救命のホメオパシー

インドスクーリングに撮影で同行したCHhom伊藤主任より、以下報告がありましたので、今日はそこで起こった1つの救急救命に関するエピソードを紹介します。
スクーリングの全日程を終了し、空港に向かうバスをホテルで待っていた時にアクシデントがありました。
ホテルのロビーで学生と、とらこ先生が別れの挨拶をしている時に、とらこ先生の後ろでホテル従業員が急に倒れ、テンカンの大きな発作を起こしました。口からは唾液が漏れ、一目に危ない状態に見えました。
発作を起こした人のまわりに他の従業員が集まり、ロビー全体が騒然としているところで、とらこ先生がすぐにアーセニカム、ナックスボミカ、チャイナ、ソーファーのコンビネーション6Cを飲ませました。その直後に痙攣が止まりましたので、次に祝詞、般若心経、一切成就を30Cで与えたところ静かになり、数人に抱えられて裏口から運び出されました。
由井先生も後についていき、車に乗せられたところで、イビキをかいていた彼に今度はオピュームをキットから出して与えました。
すると、車が発進するまでの数秒の間にパッと目が覚めて、上半身を起こし、意識がしっかりしたところで、病院に向かって発車しました。
ロビーに戻る間にもホテルの従業員の方々からお礼の言葉をかけられ、心配そうに見守っていた学生たちも、ホッと安堵しました。

果たしてこれがテンカンの大きな発作であったのか私には判断できない。
(いくらインドがホメオパシー大国になりつつあるとはいえ、いきなり外人が倒れた人にレメディーを口に突っ込んだってのは凄い状況に思えるケド)

読んでいてあれ?と思ったのは次の記述。

これまでにも、海外スクーリングに行く際には、とらこ先生が手持ちのキットなどで、学生たちのまえで、救急救命ホメオパシーで貢献される事例が何度も起きています。以前の英国スクーリング往復の飛行機の中でも2度乗客の容態が急変し、クルーからのSOSに、とらこ先生がホメオパスとして、2度キットのレメディー対処し、遭遇しました。航空会社からとらこ先生に2度感謝状が送られております

このエピソードは別のところでも紹介されててですね。*1

 先日英国でのスクーリングの10日間の出張も終え、さあ、JAL最終便に乗りました。前回はエコノミークラス症候群でイギリス人のおじさんがばったりと目の前で倒れましたので、レメディーをやるのに忙しかったわけです。今回はそんなことにはなるまいなと思ったら、前回はおじさんだったのですけど、今回はイギリス人のおばさんが目の前で倒れてしまって、まただ……。どれですぐ私がカーボベジ、アーニカ、アコナイトというと、私たち集団が立ち上がってぽんぽんレメディーを出すんです。「はい、1Mありました」「はい、これ」と。目がピクピクとなったところで私の役目は終わりです。そのとき私はカーボベジを口のなかには入れてないんです。死にかけている人の気管支がつまってはいけないので、唇と歯茎のところに入れてあげるだけです。またはポピーシード大の砂糖玉レメディーがいい。それならつまりませんから。
 人が倒れて意識がなくなるとき、バイタルフォースという生命力がすーっと抜けるんです。抜けてしまったら私たちがどんなにレメディーを入れてもだめです。なぜなら、レメディーはこの生命力に力を与えるからです。もし倒れたら、一番最初にカンフル剤ではなく、聴診器でもなく、まずカーボベジ。バイタルフォースが抜ける前に、このレメディーが入らなければいけません。ですから2年続けてこのカーボベジを使うはめになりました。なぜ私の目の前で倒れなければいけないのかはわかりませんけれど。JALからはクロスのペンと5,000円の商品券が届きました(前回はくれなかったけれど)

気なる点は多々ありますが、一番気になるところを太字にしてみました(爆)

*1:P.104,105 『由井寅子ホメオパシーガイドブック? ホメオパシー的妊娠と出産 自然出産をサポートする36のレメディー』著者 由井寅子 ホメオパシー出版

開店のご報告

おこんにちは。

諸事情で開けとかないとやるやる詐欺になるので取りあえずオープンします。
記事が古いのは未苦私意日記からの転載だからです。
他のもぼつぼつ上げていきます。
記事がわんこばっかりな事情は察するように(爆)

そんなこんなでよろしこ。

バク転反応 続き

まず今のホメオパス達が主張しているバク転反応
…もとい好転反応オルガノンに書いてある内容とはほとんど全然全く違う。

ハーネマンはその著書オルガノ*1の中でhomeopathic aggravation(ホメオパシー的悪化)をあくまでも軽い悪化と定義している。

§157
レメディーを服用した直後から一時間又は数時間続いて軽い悪化を引き起こすのはよくあることである

§158
急性の病気が一回の投与によってほとんど治まることを教えてくれるすばらしい前ぶれ

確かに彼もレメディー服用で悪化が起きることは認めてはいる。
でもでもでも、この後にこう続いてる。

§161
本来の病気を少し悪化させたようにみえる一次作用の症状

ハーネマンhomeopathic aggravationは、同種であるレメディーがヒットした証拠だって考えたから肯定してるんですね。
それにハーネマンが繰り返し強調しているhomeopathic aggravationはあくまでも

服用してから最初の一時間もしくは数時間で生じる
軽くて短時間ですむ

でなくちゃならない。
だから、

治療を続けている期間中、本来の病気が明らかに悪化する現象は現れるはずもない

なわけで、こういうのは明らかに悪化したと考えるのです。
大体ハーネマンはレメディーの過剰投与とか選択ミスによる副作用まで心配してるんですから…ホントに。

巷に溢れる代替医療好転反応を持ちだすのは常套手段なんですけど。
現代のホメオパス達はそれを最大限に利用してます。

ホメオパシーhomeopathic aggravationが元々あったこと。そこにオルタナティブが流行しだした頃の東洋趣味で瞑眩のイメージをプラス、それをガラガラポンすることで好転反応を尤もらしく見せることに成功したんじゃないでしょうか。

結論として何が言いたいか?
たとえ縦しんば万が一ほんのちょっとハーネマンが正しかったとしても…

・2週間も1ヶ月もたってから出るのはhomeopathic aggravationではない
・主訴と関係の無い症状はhomeopathic aggravationではない

これらはホメオパシーとしてすら間違ってるということです。
そして好転反応を持ち出すホメオパスオルガノンを読めてない確率が高いってことも言えるかもしれません。

*1:『改訂版 医術のオルガノン 第六版 サミュエル・ハーネマン由井寅子・日本語版監修 澤元亙・訳 ホメオパシー出版』

バク転反応

ホメオパシーに限らず代替医療と呼ばれるものがしばしば問題を起こしている好転反応とは、そもそもなんでしょう?

調べてみました。
よくされているのは東洋医学瞑眩からきているという説明。

今日、Twitterで詳しい人に教えて貰いました。
私も何となく漢方=中医学=中国四千年、みたいに想像してたけど違うそうです。
瞑眩の概念を使ってたのは日本の漢方、日本伝統医療の方でした。

江戸時代元禄の頃の吉益東洞がこんな言葉を残してます。

瞑眩なくして病気の治癒はない。

その頃後世派が思弁的な理論体系を重視してたのに対し、
吉益東洞って人の古方派は臨床を重視したのですね。
そんで、この吉益さんが中国古典『四書五経』のうちの『書経』から瞑眩を引っ張ってきたわけです。
その瞑眩をどう使ったかと言うと

発汗・吐瀉・下痢などの激しい反応を患者が起こすことを瞑眩として歓迎

したのです。現在の利用法と…あってる(かな?)。

でも調べた範囲では現代の日本漢方も中医学瞑眩ホメオパシーみたいに気軽にほいほい使ったりはしてない。
軽々しく使う人はヤブ医者の証拠だって…ハハハ、ですよね。
何故なら
結果が分かるまで瞑眩なのか悪化なのか専門家でも見分けることが難しいから
「専門家には見分けられる」に未練を感じるけど、使えないですよね、あっぶない。

なので好転反応中医学用語だと書いている人がいたらそれは嘘臭い。
好転反応の言葉自体が辞書で見つけられないし語源が判らない(誰か教えて下さい)。

もう言葉からして、胡散臭い。
英国で王室でロイヤルでと一緒で
何となく中国四千年のイメージを利用してるんだろうな。

では、ハーネマンは何と言ってるか……とりあえず、明日に続く。

別犬28.3号

シャンプー刈リットから帰ってきて、おすまししてます。

(後ろの座布団は見なかったことに……)

しかし、ひとたびオウチブラッシングタイムになると

野獣だ、弱ちょろりんだけど。