バク転反応

ホメオパシーに限らず代替医療と呼ばれるものがしばしば問題を起こしている好転反応とは、そもそもなんでしょう?

調べてみました。
よくされているのは東洋医学瞑眩からきているという説明。

今日、Twitterで詳しい人に教えて貰いました。
私も何となく漢方=中医学=中国四千年、みたいに想像してたけど違うそうです。
瞑眩の概念を使ってたのは日本の漢方、日本伝統医療の方でした。

江戸時代元禄の頃の吉益東洞がこんな言葉を残してます。

瞑眩なくして病気の治癒はない。

その頃後世派が思弁的な理論体系を重視してたのに対し、
吉益東洞って人の古方派は臨床を重視したのですね。
そんで、この吉益さんが中国古典『四書五経』のうちの『書経』から瞑眩を引っ張ってきたわけです。
その瞑眩をどう使ったかと言うと

発汗・吐瀉・下痢などの激しい反応を患者が起こすことを瞑眩として歓迎

したのです。現在の利用法と…あってる(かな?)。

でも調べた範囲では現代の日本漢方も中医学瞑眩ホメオパシーみたいに気軽にほいほい使ったりはしてない。
軽々しく使う人はヤブ医者の証拠だって…ハハハ、ですよね。
何故なら
結果が分かるまで瞑眩なのか悪化なのか専門家でも見分けることが難しいから
「専門家には見分けられる」に未練を感じるけど、使えないですよね、あっぶない。

なので好転反応中医学用語だと書いている人がいたらそれは嘘臭い。
好転反応の言葉自体が辞書で見つけられないし語源が判らない(誰か教えて下さい)。

もう言葉からして、胡散臭い。
英国で王室でロイヤルでと一緒で
何となく中国四千年のイメージを利用してるんだろうな。

では、ハーネマンは何と言ってるか……とりあえず、明日に続く。