ほとぼりは冷めたのか?

由井寅子氏が学長を務めるホメオパシー統合医療専門校CHhomで2018年7月15日にこんな講義を見つけました。

CHhom プロフェッショナルホメオパス養成コース CH6,7
ホメオパシー助産学」
講師:岡本先生

http://www.homoeopathy.ac/08lectures/part-time/2018715.php

こんな内容。

本日のCHhom6期生、7期生の授業は大阪校からの中継発信で、助産ホメオパスの岡本富士子先生による「ホメオパシー助産学」が行われました。

和歌山にある岡本先生の助産院では、妊娠・出産・授乳期にホメオパシーを活用し、心身のケアをしながら、より自然な形で過ごしていただきたいということで、健康相談会を行ったり、レメディーをとっていただいたりと積極的に取り入れておられるということです。

本日の講義では妊娠期から、分娩期、産褥期に至るまで、その時々に起こる様々な変化や問題に対処するためのレメディーを紹介していただき、それに合わせたケースの紹介もしていただけましたので、とても具体的な臨場感のある内容となりました。

日々お産の現場で活動されている岡本先生ならではのエピソードや症例、ホメオパシーの活用の様子が多く紹介され、中でもお産の様子を撮影した映像が紹介された時には、皆様その貴重な映像に食い入るように見入られ、真剣に学んでおられました。

岡本先生はお産の際、身体的な問題だけでなく、心のケア、インナーチャイルドの問題にも注力されており、妊娠を機に自分の体、自分の心と向き合い、心身ともに健全であることが大事なのだと気付かされました。

岡本先生のようなホメオパシーの知識のある助産師が増え、自然な環境でお産のできる助産院や病院が増えることを願います。これからもお産の現場で末永くご活躍いただくことをお祈りしております。

助産ホメオパス岡本富士子氏は
・「日本ホメオパシーセンター和歌山小雑賀」を運営している認定ホメオパスとして日本ホメオパシー医学協会に所属。

・和歌山の岡本助産院妊娠・出産・授乳期にホメオパシーを活用している(お名前と日本ホメオパシーセンターとして登録されている住所が一致)。

嫌だけど、本題はここから。

助産院のHPに日本助産師会のリンクが貼られています。
確認しました。

岡本助産院は和歌山県助産師会の開業助産所・院名簿に施設名が記載されています。
なので日本助産師会に所属していると判断できます。

もしかしなくても岡本助産師は日本助産師会の会員なのでしょうか?

私は何回でも蒸し返しますよ。

山口県の乳児がビタミンK欠乏性出血症で死亡した事例でホメオパス助産師がK2シロップの代わりにホメオパシーレメディーを与えていたのを受け(ということでもなく前から準備していたそうですが)2010年8月24日付で日本学術会議の会長が談話を発表されました。
その「ホメオパシー」についての会長談話ではホメオパシーを荒唐無稽とし、治療への使用を厳に慎むべきとしています。
日本助産師会も2日後に「ホメオパシー」への対応についてを発表しています。

会員に対し、助産業務としてホメオパシーを使用しないよう徹底いたします。

ところで、岡本助産院HPの掲示場「おしゃべりROOM」とやらを覗くと2010年11月に「ホメオパシーミニ講演会」のお知らせが書き込まれ削除もされていません。書き込みは2015年までされ2014年までホメオパシー関連の講座、セミナーの記述が続いています。

開業助産所助産業務からホメオパシー排除は徹底はされなかったみたいですね。

日本助産師会は2017年に創立90周年を迎え創立 90周年記念誌が発行され、47頁目に「日本助産師会の動き−ホメオパシー問題」として1頁が割かれています。
(読みましたが、もう解決済みらしい)

こういう発言を聞いたことがあります。

日本助産師会は)指導はするが1人1人の助産師のすることを把握できないし強制力も持たない。

であるならば、日本助産師会助産師の代表として日本の周産期政策に係わるには相応しくないように思うんですが…そうでもないですか?

そうそう、講義の感想に

出産はとても神秘的な行為だと思うのですが、レメディーを使うことで色んな緊急事態に対処できるなんて、なんと素晴らしいんだろうと思いました。先生もおっしゃっておられましたが、生まれるまでの時間が限られている中で、悩んでいるひまもなく、瞬時にレメディーを選んで処方していくホメオパス助産師さんはすごいお仕事

とかあって
ヽ(`Д´)ノギャース